2021-12-20
刑部さんが言ったように、これで失礼します、というわけにはいかなかった。 強盗傷害事件になるかもしれ...
2021-12-15
刑部さんとの話を終えた警察官にそのことを伝えた。警察官の顔に緊張が走る。 「林さん、いらっしゃいま...
2021-12-08
首を巡らすと白いレインコートを着た毒島さんが立っている。 どうしてここにと思う間もなく、「林さんのお...
2021-11-16
「だって夕方に飲むから六時から六時半の間に持って来て、と言われたんですよ。いくらなんでも倒れるのが早...
2021-10-18
「そういう事情ですか。でもそれなら時間になっても応答しないというのは変ですよね」 刑部さんの話を聞...
2021-10-04
コーヒーショップを出ると雨はやんでいた。 大通りを離れ、細い道を進む。煤けたような板塀の横を曲がっ...
2021-09-21
「毒島さんを一言で言えば薬オタクですね。本人は否定しますけど、私からすればそれ以外に表現する言葉は思...
2021-09-10
ホームで電車を待つ間にその話をした。 話が終わると、「あそこはいつもそうなんですよ」と刑部さんは顔を...
2021-09-03
話を切り上げるタイミングを見つけられず、一緒に歩きながら爽太は訊いた。 アレルギーの薬を飲んでアレル...
2021-08-24
水曜日の午後四時。夜勤を終えた爽太は風花にいた。 この店の窓際の席に座ると、道をはさんでどうめき薬局...
2021-05-18
「……子供に重い食物アレルギーがあります。卵や牛乳、小麦、それから果物や海産物の一部がダメで、食事に...
2021-05-04
「すごいですね。一人で大騒ぎをして行っちゃいました」 中野さんがいなくなった控え室で爽太は思わず呟い...
2021-04-23
中野さんの状態を考えるに、睡眠薬を飲まされたことを疑うよりも、病気であることを疑うべきだと思います、...
2021-04-16
「絶対に睡眠薬ですよ。この人が砕いて混入したんです」 中野さんが言い立てたが、毒島さんは静かに首を横...
2021-04-06
「それだけ見れば十分よ。いつも私に叱られているから、仕返しでそんなことをしたのよ。この人、仕事の段取...
2021-03-30
客室係の控え室では中野さんと南さんが睨み合っていた。 「どうしたんですか」 「この人が水筒に睡眠薬...
2021-03-23
「じゃあ、茜の症状が回復しないで薬ばかりが強くなっていったのは、私のせいってことですか」 美和子は...
2021-03-16
三〇五号室では、美和子が苛立ちを隠そうともしないで待っていた。 なくなった薬をホテルの費用で弁償した...
2021-03-08
「──水尾さん」 薬局を出て歩きかけたところで声をかけられた。振り返ると毒島さんが入口から顔を覗か...
2021-03-01
「毒島さん、お客様ですよ」 パソコンに向き合っていた毒島さんが顔をあげた。 「すみません。水尾です。...
予約はすべてオンライン予約のみ、ビデオチャットを使った遠隔診療をいち早く取り入れるなど、新しい仕組みづくりに挑戦する精神科クリニックが六本木に開院した。来田院長が考える多忙なビジネスパーソンを支える治療に必要なこととは?院長ご本人に話を伺った。
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