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パロキセチン増量後に手の震えを訴えた患者

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パロキセチン増量後に手の震えを訴えた患者

パロキセチン増量後に手の震えを訴えた患者の画像

本記事は、「Monthly Selection:薬物相互作用の基本を学び、日々の研さんを」――の続きです。セミナーでは、講演「薬局における薬物相互作用マネジメント(事例)」として、杉山薬局の店舗で遭遇した薬物相互作用の事例を、前原雅樹氏が講演した。 このうち1例はCYP阻害に関するもので、背景として、興奮・不穏症状、意欲低下の軽減のため、リスペリドン(リスパダール他)4mg/日とパロキセチン塩酸塩水和物(パキシル他)20mg/日をおよそ1年間服用していたが、梅雨の時期に意欲低下や不安感が強く出現したため、パロキセチンが30mg/日に増量となったという(図1)。前原氏は「精神科の患者に限らず、...

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