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どうする日本の遺伝性乳がん・卵巣がん症候群

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公開日:更新日:2015-07-27

どうする日本の遺伝性乳がん・卵巣がん症候群

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日本の乳がんの年間罹患数は約60,000名。そのうちの4,000~8,000名は遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)と推定されている。乳がんや卵巣がんの中では少数派だが、潜在リスクをくみ取って、適正な医療を提供することは、少数派ゆえに難題だ。 高知大学医学部附属病院教授の杉本健樹氏のもとを40歳代の女性患者が受診した。聞くと父方の叔母3名が乳がんを罹患していた。遺伝性の乳がんを疑った杉本氏は、説明し患者の同意を得て、遺伝子検査を実施した。結果はBRCA1遺伝子変異陽性。父方の叔母たちもBRCA1遺伝子変異陽性だった可能性が高い。だが、話はここで終わらない。この患者には妹がいたのだ。 ...

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