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ARBの心保護作用は薬剤間で異なる

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レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系(RAA系)に拮抗して降圧・心保護作用を発揮する「ACE2-Ang(1-7)-Mas系」が近年注目を集めている。 このACE2-Ang(1-7)-Mas系への作用はアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)でも薬剤により異なり、オルメサルタンでは同系の活性化を介して左室重量の減少が認められたがカンデサルタンでは認められなかったと、第31回欧州心臓学会(ESC2009)で滋賀医大附属病院循環器内科・病院教授の蔦本尚慶氏らが発表した。 アンジオテンシン1-7[Ang(1-7)]は、アンジオテンシンII(A II)の8位のアミノ酸が切断されたペプチドであ...

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