【誤解】終末期に輸液を絞ると死期が早まる|日経メディカル ワークス

【誤解】終末期に輸液を絞ると死期が早まる

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公開日:更新日:2014-07-26

【誤解】終末期に輸液を絞ると死期が早まる

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末期膵臓癌の80歳代男性。肝転移、腹水、下肢浮腫があり、推定生命予後は2週間程度。本人は多臓器不全に伴う傾眠状態だが、家族が中心静脈栄養の継続を強く希望している。輸液管理をどう考えるべきか──。 2013年に日本緩和医療学会が発行した「終末期がん患者の輸液療法に関するガイドライン」では、推定余命1カ月以内の終末期癌患者に対する輸液での水分投与について、「それだけでは必ずしもQOLの改善や症状の緩和に役立たない」としている。 具体的には、1日1000mL超の輸液は、腹水や胸水、浮腫、気道分泌による苦痛をむしろ悪化させる可能性があること、また口渇に対しては、輸液療法より口腔ケアが重要であるとい...

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