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普及なるか、患者の痛みを和らげる「置き薬」

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公開日:更新日:2019-05-20

普及なるか、患者の痛みを和らげる「置き薬」

コラム:REPORT
普及なるか、患者の痛みを和らげる「置き薬」の画像

苦痛を和らげるための薬のセットである「在宅コンフォートセット」が、在宅医療で注目されている。患者宅に備えておく緊急用の「置き薬」で、特に終末期では重要な役割を担う。その実際と課題を追った。 わが国でいち早く、在宅コンフォートセットを導入したのが、しんじょう医院(兵庫県神戸市)だ。「在宅医療の緩和ケアでは、苦痛を伴う症状に備えて、あらかじめ必要な薬剤を処方しておく臨時投与薬の有用性が知られていた」。こう話す院長の新城拓也氏は、2012年の開業当初から、個々の患者に必要な臨時投与薬を患者宅に備えることで効果を上げてきた。 「できるだけ少ない患者をきめ細かく丁寧に診る」を目標に掲げて開業した新城...

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