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世界初、iPS細胞による脊髄損傷の臨床研究開始

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公開日:更新日:2019-03-29

世界初、iPS細胞による脊髄損傷の臨床研究開始

世界初、iPS細胞による脊髄損傷の臨床研究開始の画像

脊髄損傷の患者に対して、人工多能性幹細胞(iPS細胞)由来の神経幹細胞を移植して機能改善を目指す世界初の臨床研究が、2019年2月の厚生科学審議会再生医療等評価部会で承認された。基礎研究から一貫して治療法開発に取り組む、慶應義塾大学医学部生理学教室教授の岡野栄之氏に展望や課題を聞いた。――iPS細胞を活用した脊髄損傷に対する初の再生医療として、臨床研究が承認されましたね。 岡野やっと、スタートラインに立てました。臨床研究は、脊髄を損傷してから2~4週間以内の亜急性期の患者4例を対象として行います。iPS細胞由来の神経幹細胞約200万個を脊髄の損傷部位に注入します。主たる目的は安全性の確認で、...

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